Trip & Roam  また、旅に出ようか!

TSサニーは今もこよなく愛する宝物です。 2018年からコルドリーブスでキャンピングカーの旅をスタートさせました。

トリイ エンジンとは?

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トリイエンジンのヘッドはこんな感じです。


トリイエンジンの特徴は、ロッカーシャフト回りとコンロッドの大端部側の径
 
<ロッカーシャフト回り>

 A型エンジンの泣き所、ロッカーアーム回りはこんな感じ。

 ただ、20年以上前のエンジン。
 クリアランスを調整する為に、絶対やってはいけない事が・・・・・ 仕方ない。

 画像をよ~く見て下さい。

<コンロッド>
 
 H断面のコンロッド

 流石に昔は不必要に大きい!

 ただ、このコンロッドの大端部側の径が、A12は、50ミリ しかしこれは、42ミリ。
 約8ミリも径が細い。

 つまり、メタルが無いのでこのフルカウンターは使えない。ただ、今 付いているメタルは十分
 使えるレベルなので WPC加工 をします。
 
 
 

このピストン凄いでしょ!  多分 マーレ製

   ピンハイトが低い = 頭が振らない = フリクションが少ない = 高回転で絶対有利



トリイヘッドは、IN、EX のポート共、ウオータージャケット貫通ギリギリの所まで、上にオフセットされています。しかも 丸ポート。

当時、マイナーツーリングが終焉を迎える頃は、丸ポートを極力上にオフセットポート研磨でした。

でも、本当はどちらがいいんでしょうか?

ただ、トリイさんのヘッドのポート径は、4個とも見たからにバラバラ。
今は、丸ポートの場合は全て機械で空けるのでとても綺麗で均一。

因みに、私のヘッドは楕円ポートなので手作業で揃えました。 しかし、膨大な時間が。



トリイさんのヘッドを見るとある程度揃えておけば、いいのかなぁ~

因みに、東名ヘッドも実は全然揃っていなかったんです。


砂落とし、鏡面加工、焼き入れ加工 なども全然していません。
ただ、無いパーツ ・ オリジナルパーツ などには異常なくらい拘って作っています。

当時は、スペシャルパーツを作る事が速く走る絶対条件で、バランスとか耐久性はあまり考えていなかった気がします。

つまり使い捨て。

毎回、バージョンUPされたNewエンジン を使っていたのでこの辺は適当だったかも・・・。