おはようございます。
今回は、非常に収穫の多いレースでした。
■ ある往年のTSドライバーのオヤジさんから、あのねぇ~から始まり ・・・・・それはそれは沢山の事を教えて頂きました。
少しご披露すると、8周を一杯一杯で車を使い切るとどんなエンジンも保たないでしょ。
ここぞ1発は良いよ! 回せば。その時に壊れても誰も怒らないから。
でも不必要な回し方はしては駄目。
車と会話を楽しみながらレースをしないといけない。
この周は、押さえて エンジンを温存 して、ラストラップの半周で勝負なんだから。
その時は、エンジンも言う事を聞いてくれるし、その時は壊れない!
エンジンもメカニックも労わって上げないと保たないよ!
A12エンジンのトルク曲線は知っているでしょ。
都市伝説の様に回せば速いってもんじゃないよ。
足のセッティングで2秒は変わります。 これ本当です。
A12エンジンは、幾らでも上は回ります。
何の苦も無く 10,500回転 は楽勝。
でもそうじゃなかったんです。
但し、回転の立ち上がりが速いので 持たないパーツ も有ります。
それと、ウデ。
このウデが一番のポイント。
8,500回転迄でシフトUPすると回転の落ち幅が1,000回転から1,500回転。
トルクレンジの幅にハマらない事が有ります。
立ち上がり回転数を予測してシフトUPを細かく早くする事と、アクセルを踏み続ける事 が、絶対条件。
早い段階からジワっとでもアクセルを踏む事が大切。
極端に言えば、ブレーキをバン!って踏んで、バンって離して、アクセルを早いポイントからジワっと踏む。
つまりブレーキをコーナーのクリップ迄引きずらない事かもしれません。
感覚的には、ブレーキはストレートで100%終了させてフロントがフワって伸びて1Gの車高に戻って舵角を入れて、ロール角を上手く利用してタイヤを路面に押し付ける。
こんな感覚かな?
兎に角、ハンドルが重くなったり、軽くなったり
それはそれは 大嫌いなジェットコースターと同じ怖さでした。
セットは、オーバーで有る必要が有ります。
ストレートでフロント荷重にしなくても、ハンドルを切れば曲がる。
そんなセッティングが良いのかも?しれませんね。
そして、リアを絶対にスライドさせない様に舵角を早く戻す。
舵を入れない。
舵角を少なくする。
こんなセッテイングが速いのかも?しれません。
何か、前にスライドするんです。 前に。
怖かったですよ~~~ ^^);
■ドライバーの心得
これは、中々文章では書けない オヤジさんの雰囲気 と合わせないと ・・・・。
そんな訳で、非常に反省の多い、収穫の多いレースでした。
追伸: 今回、エンジンを短期間で製作するのにご協力を頂いた 町工場のオヤジさん 本当にありがとうございました。
グリッドに立つまでは、メカニックの仕事。
グリッドに立たせてくれたら全てはドライバーの仕事。
ごめんなさい。
そして、上手く伝えられませんが、京都のレースメカさん このカムは頂き! です。
フィーリング的には C6 と余り変わらないのですが、ロガーで検証すると 富士の100Rが ○○km/h スピードUP していました。
何と、2ケタのUPですよ! ・・・・でも、怖かったです。 本当に。
今迄に体感していない感覚で4速で車が前に前に滑り出すんです。
さて、いよいよ2012年のレース活動を決めないといけません。