沈黙を守り続けていました。
それは、どうしても前回エンジンのブローと言うか、クランクが折れた理由が納得出来ず … 



手を付けられませんでした。
「40年前のパーツ! 経年劣化! 仕方ない!」
この言葉を口にしてしまうと、ヒストリックレースは出来ない! と僕は思っています。
この1年間で、3回オーバーホールしました。
1回目は、オプションオイルポンプでのトラブル X 1回
そして、クランクが折れる 悲劇。
新しいパーツを入れると何故か問題が ・・・ 

どうしても納得出来なく、方々に聞いていたら 「常識のウソ!」が ・・・。
それは、エンジンを最後の最後にセッティングする部分です。
A12はこれ! 雑誌等に答えとして書かれています。
今年の鈴鹿の初戦で高木君が気付いて対策を施しました。
ただ、その時も ピストン関連のトラブル が出てしまい
この対策が原因かと考え、施す前のセッティングに戻しました。
これが、ブローの主たる要因。
常識を信じたのが間違いでした。
また、想像以上にエンジンのダメージが大きい事が確認出来ました。
これ以外にも色んな要素は有ると思いますが、
「サーキットによって設定数値が違う!」って事まで考えませんでした。
甘かったぁ~~~ 

ようやく、高木君も僕も納得出来る ヒント が出たので、エンジン製作をスタートします。

まずは、砂落としから。

このブロック、俗に言う M-08 ブロック の超初期ロットです。
加工を始めて分かった事は、前のブロックより はるかに 粘い。 型がしっかりしてる。 感じです。
その上、このブロックに入っていたクランクが ・・・・世間で言われている B110重クランク よりも
ズッシリって感じです。
感覚的には、密度が詰まったクランクです。

来週中に高木君が施工する加工を全て終わらせて 加工屋さん に出します。
今回は、ブロックに相当な加工をします。
前回エンジン、前々回エンジン と、施して来た ブロック加工 に、もうひとつ加えます。
エンジン仕様の詳細は、また後日。